昨日か一昨日かに、セミリタイアの聖地として知られる大分杵築市以外にもかなり家賃を抑えられる物件が存在している地域が取り上げられていた。
タイムラインに上がっていたのは、関東圏の千葉県に存在する激安物件だ。
部屋の広さがワンルームの家賃1万3000円で住めるような物件が複数見つかっていた。
千葉県なら東京にも近いので部屋の条件が良ければ千葉県も候補に入れられるなと期待して確認してみたが、築40年近い物件だったのでかなりボロそう…。
大阪や四国の高知県にも激安物件が複数存在している地域はあるのだが、住めそうではあるけど、ボロさが目立つ物件ばかりでした。
大分の杵築市、国東市はセミリタイアの聖地と言われるだけあってそこを上回る地域はそう簡単には出てこないなと理解出来た。
元々大分杵築市の価格崩壊地帯が出来た理由に、キャノンやソニー、東芝等の大工場が設立されたことが背景にある。
1980年代ごろにテクノポリス構想に杵築市が指定され、大工場がどんどん設立された。
大工場というからには稼働させるために
人が必要→住居が必要→賃貸物件乱立→不動産投資家が購入→大工場で働く入居者に貸し出す
ルーチンが構築され、大工場で働く工場員が各地から参入すれば杵築市の財政は潤い、市政にも強気に出られる、ユートピアが形成されるはずだった。
2008年のリーマンショックが訪れるまでは。
リーマンショックの大津波は大工場が乱立する杵築市にも影響を大きく波及させ、またたく間に賃貸に住む工場員は居なくなり、あたり一帯は閑散としたそうだ。
そんな状況になってしまえば賃貸の値下げが起きるのは必然。
家賃4万円→3万5000円→2万円→と徐々に値下げし、最終的には家賃1000円というもはやただ同然で住める値段まで一時期は下がったらしい。
ありえねぇ…家賃1000円で住めるなら実質持ち家と変わらないやないか….w
当時は今と比べてリモートワークという働き方が充実していない世界だったのでそこで住めるのは隠遁する気満々の猛者達しか居なかったのだろうかと思える。
実は今年の8月の夏季休暇に物件の下見を兼ねて、兵庫県→大分県まで車を走らせて3泊4日の旅行に出かけていた。2泊は車中泊をしていたが。
杵築市や国東市をぐるぐる車で走っていたが、キャノンやソニーや東芝等の大企業の工場跡地がいくつか見受けられて、これらを基軸に発展させるつもりだったんだなと歴史を垣間見ることが出来た。
実際に築10年代の物件を内覧したのだが、綺麗すぎて今すぐにでもここに引っ越したいと強く思ったものだ。
最近は関西圏で賃貸物件を探していたのだが、大阪や京都で安くていい物件を探そうとするとかなり探すことになってしまう。だが、杵築や国東だと一瞬で良い物件が見つかってしまうな。
親からの強い反対や友人が寂しがる状況がなければすぐにでも大分に引っ越したいところだが、関西から九州なのでかなり遠い所に引っ越すことになるのが寂しいと思ってしまうのだろう。
まだ自分はそこまで友人との縁を切れるほどのメンタルを備えていないので、精神が整ってから引っ越しをすることになるね。
軟弱な自分でもセミリタイアという夢、そしてセミリタイア後にやりまくるゲームを渇望して今は資金を蓄えることに集中していく。
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